3月第2週(3/4−3/10)*印が多いほど頻出(最高3つの*)


[日本経済]

(1)2年物国債利回り低下(3/6) *

 郵便局の窓口で6日から販売する2年物国債の利回りが、2月債の0.324%から0.114%へ大幅に低下することが決まった。日銀の追加利下げで、債券市場の長期金利が急低下していることを反映した。これは、銀行や郵便局の2年物定期預貯金(0.15%)より低く、売れ行きが懸念される。


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(2)1月の一致指数71.4%(3/8)*

 内閣府によると、1月の景気動向指数(速報値)の一致指数が71.4%と、50%を2カ月連続で50%を上回った。しかし、アメリカ景気の減速で、生産関連指標はマイナスに転じており、景気の先行きは楽観できない。


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(3)円安構造改革へ好機120円台1年8か月ぶり(3/9)***

 円安が進行している。8日の円相場は、一時1ドル=120円台半ばにまで下落した。120円台は、99年7月以来、1年8カ月ぶりである。景気減速や株安に加え、日銀の金融緩和の観測も円安を促進している。円安は、不良債権の処理に伴うデフレ圧力を緩和する効果ももつ。


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(4)緊急経済対策与党3党決定(3/10)***

 自公保の与党3党は、緊急経済対策を決めた。個人の株式投資を促すため、年100−200万円までを上限とする小額の株式譲渡益を非課税にする制度の創設や、申告分離課税の税率を26%から20%に程度に引き下げることなどを明記した。不良債権の処理は、銀行による債権放棄を軸に進めるとして、産業再生法の活用の必要性なども盛り込んだ。


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[世界経済]

(1) NY株式市場売り業種拡大(3/4) **

 アメリカ株式市場で、ハイテクだけでなく、金融、機械、小売りなど幅広く株価の下落傾向が鮮明になってきた。景況感の急速な悪化を受け、S&P500種株価指数など幅広い業種を網羅する株価が、下落している。アメリカ株式市場は、ハイテク株に留まらず、全面的な調整局面に入っている。


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[規制緩和]

(1)Lモード来月開始難しく(3/7) **

 NTT東西地域会社が固定電話を使ったインターネット接続サービス「Lモード」の4月開始が困難となった。総務省は、6日の公聴会でLモードは地域通信事業の枠を越え、NTT法に抵触すると判断したためである。総務省は、NTTによる地域通信網や光ファイバー網などの開放を前提に、NTT東西に地域通信以外の業務への進出を認めるため、NTT法と電気通信事業法改正後は、Lモードも認可する見込みである。 


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