日中出版刊「中国研究1977年3・4月合併号」80号の【資料】に収録されている17件の文献から6件を選択して、Web化しました。この17件の資料のうちの2件は、すでに本ホームページでWeb文書化されています。

 ここで公開する文献は、いずれも赤旗または日中友好新聞に掲載された記事で、日本共産党側の主張を論じているものですが、一九六六年から一九七〇年までの時期の原資料であり、後の書物では潤色されたり、省略されたりしている善隣学生会館事件の詳細な経過が、細かく論じられています。少なくとも、一九六七年二月二十八日から三月二日までの、「本来の善隣学生会館事件」の事実関係を検証する場合には、重要な証拠になるとおもいます。

 日中出版刊「中国研究1977年3・4月合併号」80号には【参考資料】として、さらに11件の文献が収録されており、これらは華僑学生側の主張にそった文献です。11件のうち、9件はすでに当ホームページで公開されており、1件は「日中愛好協会」で公開されています。「造反団ニュース1号」の「武器を敵に渡すな――善隣会館放棄について」は、日本共産党関係者がこの事件について、華僑寮生たちが一ヵ月もまえから「日中友好協会本部事務所」の襲撃を計画していたことの証拠と指摘しているものですが、わたしは始めてその文献の内容をみました。これは貴重な資料なので、「華僑学生側の資料」のほうで公開する予定です。

 

2002年4月16日 猛獣文士


1977年3・4月合併号 中国研究 80号【資料】


団結と統一の決議―全国理事会声明
共同声明の調印は誤り
壁新聞で協会を攻撃
暴力による攻撃にたいしては、毅然として正当防衛権を行使し、日本の民主運動を徹底的にまもろう
日中友好協会襲撃に関する文化人三十五氏の虚構の"声明"に反論する
本部事務所移転にあたっての声明

(日中出版「1977年3・4月合併号中国研究80号」【資料】より)

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